ラブレッスン
『誤解というか俺の想像通りの人間だと思いますけどね。

まあ、由宇さんが言うなら沢木さんと会っても構いませんよ?俺も気になる事あるのでちょっと確かめたいですし。』






タバコと携帯用灰皿を取り出してタバコに火をつける。






ゆっくりと煙を吐き出す姿を確認しながら私は携帯を取り出した。






「それじゃあ早速沢木さんに連絡してここに来てもらうわ。

さっさと済ませないと気になっちゃうから。構わないわよね?」






『でも、屋上に来られたら、明日からどこでお昼食べるんです?

ここで会ってるって知られたらヤバイですよね?』






「別に平気よ。沢木さんには、私はあなたに相田部長の事を相談していたって話してあるから。」







『…何ですか?それ。』







いつもより少し低い声の結城歩に少し怯みそうになったけれど私は続けた。




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