ラブレッスン
「どうしてあなたと一緒にいるのかって聞かれて、縁あって相田部長との事を相談してたって言ったのよ。」





『沢木さんに部長と付き合ってると言ったんですか?』






「いいえ。私がいいなと思ってたって事しか言ってない。

それであなたに相談する機会があって、美容師を紹介してもらったって説明したの。」





少しの沈黙の後に、はあっと大きくため息をつかれてびくついてしまう。





「しょうがないじゃない。うまい言い訳なんて思い付かなかったんだから。」







『由宇さんが容姿変えたのは部長の為って事になってるんですね?

まあいいですけど。でも、もし、沢木さんがここで俺と由宇さんが会ってると誰かに漏らしたらどうするんです?

部長の耳にはいったら?』





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