ラブレッスン
言った後少しの沈黙があった。






『な…に言って…?』







初めて動揺しているところ見たわ。






私が相田部長と付き合おうが、…プロポーズされたと言おうが何の反応も示さなかった。






それが今






言葉が途切れるくらい動揺するなんて。






そんなに…興味のある容姿だった?





変えてくことにそこまで楽しみを感じていたの?









あなたにとって…私は…








思い通りに動く人形かロボットのようなモノだったって。







そういう…事?








「…あなたといる事を相田部長に知られたくないの。
しおりはいらないから…だからもうこうして隠れて会うのは辞めにしたい。」









でも…私は人形でもロボットでもない。






ちゃんと感情だって持ってる。






嫌気がさして離れるんじゃない。








好きすぎて苦しいから離れたいの。







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