ラブレッスン
「あのしおり、あなたにあげるわ。

半分しかないけれど、元は四つ葉のクローバーなんだし、きっと幸せにな事あると思うから。」





父から願いをこめれば叶うと言われて渡されたしおり。





あなたに持っていてもらいたいと思うくらい、良いわよね?






「それと、沢木さんに会ったとき泣かせるような事言わないでよ?

…大切な同僚の一人なんだから。」







出口に向かう為に結城歩の横を通りすぎようとした。






すれ違い様に掴まれる腕。






『由宇さんと会わなくなるのに沢木さんと会えって言うんですか?』







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