ラブレッスン
『わかりました…もう由宇さんには関わりません。』



自分から突き放したのに言葉にされると辛い。




『…沢木さんの事はちゃんと見張ってますから安心して下さい。』





どこか悲しそうな表情でポツポツと話す姿に、もっと苦しくなってしまう。





ラクになりたくて言ったのに。






言った言葉を取り消してしまいたくなってしまうわ。





でも…それじゃいけないのよ。







「沢木さんとは今日会ってくれればそれでいいの。

沢木さんの謝りたいって気持ちをどうかわかってあげてよ?

その後、どうするかは二人の問題だから私は何も言わないわ。」






言った言葉は戻せないんだから、このまま進むしかない。






『わかってます。



由宇さん…部長にプロポーズされて…幸せ?
部長と結婚することが…由宇さんの幸せ…なんですよね?』








「ーっ!!」







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