ラブレッスン

日常

次の日








『遠藤さんお早うございまーす!!』








いつものように朝早めに出勤した私に一番に声をかけてきたのは沢木さんだった。







「お早う。」







給湯室へとデスクを拭くための布巾を取りに向かう私に付いてくる沢木さん。







『今日は私も手伝いますぅ。』







少しだけ高めのトーンでニコニコしながら布巾を手にする沢木さん。







「ありがと。助かるわ。」






二人で同僚たちのデスクを拭いている沢木さんが思い出したように声をかけてきた。







『昨日はありがとうございました!!遠藤さんが口添えしてくれたお陰で結城さんに謝ることが出来ました!』







名前を聞いて思わずピクっと動きを止めてしまう。






「…良かったわね。」








『はい!その後一緒にご飯食べに行ったんですけど…すっごく楽しかったです。』







< 283 / 360 >

この作品をシェア

pagetop