ラブレッスン

出会いの真実




『ダメだ繋がんねー。

メール打っとくか。』







ポチポチとボタンを押すマサの姿に少しだけホッとする。






会いたいけど会うのが怖い。







二人の言うように、結城歩が私の事、す、好きだったら嬉しいけれど…







もし違ったら?全て私たちの勘違いだったら?







悪い方向にしか考えられない私にマサの声が聞こえてきた。






『あのさずっと聞きたかったんだけど、遠藤さんて俺や歩と同じ高校だった?』






「え、ええ。入れ違いで卒業しちゃったけど。」






なぜ今聞いてくるのかがわからなかったけれど頷く。






『やっぱり!!髪切った後の遠藤さん見て、どっかで見たことあるなって思ってたんだ。

アルバムの子だ!あ〜スッキリした。』







一人納得してるマサとは違って、首を傾げる私と沢木さん。






あの?アルバムの子って何?






全然わからないわよ?


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