ラブレッスン
「ちょっと聞きたい事があるんだけど……

結城歩って……」

























『遠藤さん!?どこ行くのっ?』








鞄を勢い良く掴んで椅子から立ち上がり入り口へと向かう。







体当たり状態でドアを押し開けて店を飛び出す私に、マサの待って…と制止の声が聞こえて来たけれど。






マサに確認して、‘まさか’が‘やっぱり’になった今、動き出す体は止められなかった。






それに…ずっと私を探してくれてたんだって思ったら







一分でも







一秒でも早く会いたくて。







今度は私があなたを探す番だって思ったの。






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