ラブレッスン
付いてくのも結構必死な状態で、息があがってしまう前に弁解しなくちゃ。と、声をかける。








「待って!話を聞いて!!私は逃げたりは…」

『黙って。逃げられない場所に着いたら聞きますから。』






見向きもせずにそう言い放つ。







「〜っ。だから私は!」

『黙ってと言ってるんです。』







今までの私を振りかえれば…


確かに肝心な所で逃げてばかりだったかもしれない。





さっきだって、突然逃げ出しちゃった訳だし。







でもね。








話くらい聞きなさいよ!









もう逃げようなんてこれっぽっちも思ってないんだってばっ!!







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