ラブレッスン
『ちょっと遠藤さんメガネ壊れたって言ってませんでした?』




後ろの席から私に飛びかかってきそうな勢いで尋ねてくる沢木さん。





ああっもう!!





『遠藤さん。ちょっと早く来すぎちゃいましたか?』




私が沢木さんに問い詰められてる側まで結城歩がやって来て、申し訳なさそうな顔をした。





『結城さんはもうお仕事おわったんですかぁ!?』





私に問い詰めてた時よりも1オクターブ高い鼻にかかる甘い声で、話しかける沢木さん。






そうだわ。ちょっと良いこと思い付いた!




私は席を立ち上がって結城さんを見て軽く頭を下げた。



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