ラブレッスン
『金はいいよ。歩から貰うことになってるから。』





「それじゃあ私が結城歩に借りが出来るから困るのよ。」





『結城歩って…フルネーム呼びするなんておたくらどんな関係?』





しまった。つい。





『単なる会社の同僚よ。

それよりあなたこそ彼とはどんな関係なの?お友達か何か?』





『高校の同級生。

しかし、会社の同僚か。

あいつが俺のところに女連れてくるなんて初めてだからさ、てっきり彼女かなにかだと思った。』





「ばっ…!バカな事言わないでよ!!」





財布から1万円取り出して無理矢理押し付けて出口へと向かった。





彼女とかって…あり得ないわ!

冗談じゃないわよ!!






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