ラブレッスン
コンコン…





オロオロする私の耳にドアをノックする音が聞こえる。





『着替え終わりました?』





終わってはいるけど、
けどっ!!






こんな格好見せられない!!






『返事がないようなので開けますよ。』





「え!?ちょっと待っ…」




言い終わらない内に開く扉。





とっさに背中を向けては見たけれど。




部屋の壁一面が鏡に鳴ってる為鏡越しに結城歩と目が合ってしまう。





「まだ着替えてたらどうするのよ!いきなり開けないで!」





『いきなり、じゃないでしょう?俺入りますよって声かけたじゃないですか。』





私はそれにちょっと待ってと言いかけてたわよ?

聞き終わらない内に開けときながら何故そんなに偉そうなの?





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