ラブレッスン
『おい、いい加減店閉めたいから早く……』





言葉が私を見て止まる。






言葉にならないくらい変って訳?





やっぱりこのシャツのサイズ小さくて可笑しく見えるのかしら。





そう思った私は恥ずかしくなって両手で上半身を隠す。






すると結城歩が後ろに立つマサを振り返り、見て
いきなり頭をパコーンと叩いた。






突然の行動に私もマサも目を丸くして結城歩を見る。





『痛ってーな!何すんだよっ。』





『露骨に見すぎなんだよ。目がエロかったから。』





『うるせっ!仕方ねーだろ。
まさかこんなナイスボディだったなんて思わなかったんだから!!』





殴られた頭を擦りながらもう片方の手で私を指差すマサ。





え?えぇっ!?




似合わなくて見てたんじゃないの?





なんか尚更恥ずかしいっ!



< 79 / 360 >

この作品をシェア

pagetop