近距離恋愛



「えっと、君1年生だよね?」

遠慮気味に聞いてくる。


「そうですけど。」

ぶっきらぼうにいう俺。

もっと優しく言えなかったのかよなんて後悔しても遅い。


「じゃあこれさ、遥斗に渡してくれない??」
そう言って、差し出してきたのは、大きな水筒と、お弁当。

「自分で渡さないんすか?」

そう思った俺が聞いてみる。


すると優妃先輩はニコッと笑った。
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