Love Story❤︎⃛
小悪魔 days
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__________
時刻は8時24分。
HRのチャイムが鳴るのは8時30分なのでギリセーフ。
綺麗な真っ白い廊下に扉。
そこを通り、我らが教室らしい(さっき通りがかった顔見知りの先生に聞いた)3年A組へ向かう。
…ガラララ___
音をたててほぼクラスメイトのそろった教室に優と2人足を進める。
ちなみに、また一緒のクラスね。
あと席も後ろ前。
ミカゲ、ミズシマ
分かると思うけど、なかなか離れることのない苗字なのである。
以前優に、「運命じゃね?」と言われた時にはついつい彼の脳天にボールペンをぶっ刺しそうになった。
まあ正確には刺さってたけど、血は出ていなかったのであたし的にセーフ。
「アリスじゃん!朝からいるとか珍しっ!おはようさん」
『はよぅ、シュシュ』
あたしが席に座って早々机に顔を伏せ、夢の世界へ羽ばたこうとしていると肩をたたかれ、声がかかる。
その声に顔も上げずに返事をした。
彼女の名前は、瀬川 心優花~せがわ しゅうか~。通称シュシュ。
"心優しい花"と書く、あたしの親友。
『見た目はバリバリのギャル。
眩しい金髪ロングに、バサバサまつげサン、テカテカのグロスが特徴的っ!!』___バシッ
あ、やべ。
頭を叩かれて覚醒する。
今あたし絶対口に出してた。
「アリスちゃーん?ちょーっとその可愛らしい面貸しな?」
手をバキボキ言わせながら笑みをつくるシュシュ。その目は笑っていない。
キンコンカンコンー
「チッ」
舌打ちして自席へと戻っていくシュシュを見て、初めてチャイムに救われたと思った。
正直、授業なんて昔からこれっぽっちも聞かずに眠っているあたしからしたら、あのチャイムなんて安眠妨害以外のなにものでもなかった。
今までうるせぇんだよ!なんて思っててごめんなさい。これからは謹んでその心地良い音色を聞かせていただきます。
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時刻は8時24分。
HRのチャイムが鳴るのは8時30分なのでギリセーフ。
綺麗な真っ白い廊下に扉。
そこを通り、我らが教室らしい(さっき通りがかった顔見知りの先生に聞いた)3年A組へ向かう。
…ガラララ___
音をたててほぼクラスメイトのそろった教室に優と2人足を進める。
ちなみに、また一緒のクラスね。
あと席も後ろ前。
ミカゲ、ミズシマ
分かると思うけど、なかなか離れることのない苗字なのである。
以前優に、「運命じゃね?」と言われた時にはついつい彼の脳天にボールペンをぶっ刺しそうになった。
まあ正確には刺さってたけど、血は出ていなかったのであたし的にセーフ。
「アリスじゃん!朝からいるとか珍しっ!おはようさん」
『はよぅ、シュシュ』
あたしが席に座って早々机に顔を伏せ、夢の世界へ羽ばたこうとしていると肩をたたかれ、声がかかる。
その声に顔も上げずに返事をした。
彼女の名前は、瀬川 心優花~せがわ しゅうか~。通称シュシュ。
"心優しい花"と書く、あたしの親友。
『見た目はバリバリのギャル。
眩しい金髪ロングに、バサバサまつげサン、テカテカのグロスが特徴的っ!!』___バシッ
あ、やべ。
頭を叩かれて覚醒する。
今あたし絶対口に出してた。
「アリスちゃーん?ちょーっとその可愛らしい面貸しな?」
手をバキボキ言わせながら笑みをつくるシュシュ。その目は笑っていない。
キンコンカンコンー
「チッ」
舌打ちして自席へと戻っていくシュシュを見て、初めてチャイムに救われたと思った。
正直、授業なんて昔からこれっぽっちも聞かずに眠っているあたしからしたら、あのチャイムなんて安眠妨害以外のなにものでもなかった。
今までうるせぇんだよ!なんて思っててごめんなさい。これからは謹んでその心地良い音色を聞かせていただきます。