知ることから始まるんだ!
明日奈が振り返ると祥万がカメの奈々を抱えて立っていた。
「あっ、奈々・・・ごめんなさい。
私、奈々のゴハンをほったらかしにしてた。」
「奈々の方がカンカンに怒ってると思うよ。
あ、エサは俺が今やったから、もう大丈夫。」
「すみません。祥万さんが気づいてくれてほんとによかったです。
奈々の楽しみな時間なのに。」
「どんまい!まぁ、カメよりめんどくさい大人の面倒の方が大変だよな。
たぶん、あのめんどくさい生き物は奈々といっぱい遊ぶ君の姿を見ても、イライラ怒っているかもしれない。」
「なっ、奈々をくれたのは先生ですよ。」
「行き遅れの男ってそういうもんですよ。はははは。
そうだ、今日の夕方、俺の彼氏がアメリカから帰ってくるんだけど、明日奈にも紹介するよ。」
「えっ、だってせっかく2人の大切な時間なのに、私なんかいたらおじゃまでは?」
「いや、今度は3か月はこっちにいるから大丈夫だよ。
それにね・・・今度あいつが日本を出るときは、俺もいっしょにいくことになってるから。」
「うわっ、それって新婚旅行みたい。
まさか・・・もしかして・・・。」
「うん、俺ももうすぐ独り立ちで仕事するだろ。獣医だったら日本じゃなくてもできるから、あいつとどこに行ってもね。」
「ねぇ、祥万さんの彼氏さんって何やってる人なんだっけ?」
「カメラマンだよ。ふだんは景色専門なんだけど、お金の入りが少ないとか友人のモデル事務所からの依頼がある場合だったら女性も撮る。」
「その人ってきれいな女性をいっぱい撮っても、祥万さんがいいの?
あ、ごめんなさい。当然のこときいちゃって。」
「そうみたい。
なんか、自分で言うのははずかしいけど。
夕方5時過ぎくらいに、ここに来てくれるんだ。
そしたら食事にでも行かないか?」
「あ、でも先生のゴハン作るの私の当番だし・・・あっ、私に作らせてくれる?
パーティーしましょう。」
「おぉ!!いいの?
居間があいてるから少し飾り付けして、パーティーしましょう。
ここだったら、祥万さんだってお店に気兼ねなく彼氏さんとラブラブになれるでしょう?」
「うわぁ、ありがと。明日奈!
俺、連絡しとくよ。」
そして祥万が彼氏に電話をかけてから、明日奈のところに再びやってきた。
「明日奈・・・あのね、1人増えるけどいいかな?」
「いいけど・・・誰かいるの?」
「彼氏のマネージャーもいるそうで、彼の寝るとこはまだ決まってないらしいんだ。
ほら、俺たちは今夜ここでね・・・それからマネージャーはビジネスホテルさがすって。」
「そう。ビジネスホテルだったら、寝るだけの方がいいかもね。
わかった、食材は多めに考えてたからひとりくらい大丈夫。
祥万さんたち、肉食だからいっぱい食べるでしょ。」
「さっすが明日奈!ライも肉料理は大好物だからよろこぶよ。」
「ライっていうの?彼氏さん。」
「うん、ライエル・クォン・フセっていうんだ。ハーフなんだよ。あれ、クォーターだったかな?
あんまり親親戚のこと知らなくて。」
「なんか聞いたことある・・・。まぁ、お料理は任せて!」
「あっ、奈々・・・ごめんなさい。
私、奈々のゴハンをほったらかしにしてた。」
「奈々の方がカンカンに怒ってると思うよ。
あ、エサは俺が今やったから、もう大丈夫。」
「すみません。祥万さんが気づいてくれてほんとによかったです。
奈々の楽しみな時間なのに。」
「どんまい!まぁ、カメよりめんどくさい大人の面倒の方が大変だよな。
たぶん、あのめんどくさい生き物は奈々といっぱい遊ぶ君の姿を見ても、イライラ怒っているかもしれない。」
「なっ、奈々をくれたのは先生ですよ。」
「行き遅れの男ってそういうもんですよ。はははは。
そうだ、今日の夕方、俺の彼氏がアメリカから帰ってくるんだけど、明日奈にも紹介するよ。」
「えっ、だってせっかく2人の大切な時間なのに、私なんかいたらおじゃまでは?」
「いや、今度は3か月はこっちにいるから大丈夫だよ。
それにね・・・今度あいつが日本を出るときは、俺もいっしょにいくことになってるから。」
「うわっ、それって新婚旅行みたい。
まさか・・・もしかして・・・。」
「うん、俺ももうすぐ独り立ちで仕事するだろ。獣医だったら日本じゃなくてもできるから、あいつとどこに行ってもね。」
「ねぇ、祥万さんの彼氏さんって何やってる人なんだっけ?」
「カメラマンだよ。ふだんは景色専門なんだけど、お金の入りが少ないとか友人のモデル事務所からの依頼がある場合だったら女性も撮る。」
「その人ってきれいな女性をいっぱい撮っても、祥万さんがいいの?
あ、ごめんなさい。当然のこときいちゃって。」
「そうみたい。
なんか、自分で言うのははずかしいけど。
夕方5時過ぎくらいに、ここに来てくれるんだ。
そしたら食事にでも行かないか?」
「あ、でも先生のゴハン作るの私の当番だし・・・あっ、私に作らせてくれる?
パーティーしましょう。」
「おぉ!!いいの?
居間があいてるから少し飾り付けして、パーティーしましょう。
ここだったら、祥万さんだってお店に気兼ねなく彼氏さんとラブラブになれるでしょう?」
「うわぁ、ありがと。明日奈!
俺、連絡しとくよ。」
そして祥万が彼氏に電話をかけてから、明日奈のところに再びやってきた。
「明日奈・・・あのね、1人増えるけどいいかな?」
「いいけど・・・誰かいるの?」
「彼氏のマネージャーもいるそうで、彼の寝るとこはまだ決まってないらしいんだ。
ほら、俺たちは今夜ここでね・・・それからマネージャーはビジネスホテルさがすって。」
「そう。ビジネスホテルだったら、寝るだけの方がいいかもね。
わかった、食材は多めに考えてたからひとりくらい大丈夫。
祥万さんたち、肉食だからいっぱい食べるでしょ。」
「さっすが明日奈!ライも肉料理は大好物だからよろこぶよ。」
「ライっていうの?彼氏さん。」
「うん、ライエル・クォン・フセっていうんだ。ハーフなんだよ。あれ、クォーターだったかな?
あんまり親親戚のこと知らなくて。」
「なんか聞いたことある・・・。まぁ、お料理は任せて!」