知ることから始まるんだ!
結局、明日奈は幸樹と幸樹の母の聖子に連れられて邸の中に入った。
そして、部屋へ案内され、使用人と幸樹の助手の紹介があった。
「あ、あのこれからお世話になります。
よろしくお願いします。」
「まぁ、しっかりやってくれ。
ここはセキュリティはいいし、使用人や助手も出入りしている。
俺は君の生活にはとくに何もいうつもりはないし、俺に余計な気も使わないでくれ。
弟たちからもきいていると思うが、俺は女が苦手だし、嫌いだ。
以上だ。じゃ、適当に休んでくれ。」
「は、はい、ありがとうございます。」
明日奈は早速、崇や優奈に電話をして、幸樹の邸で自分の部屋を与えてもらったことを話した。
「よかったね。幸樹さんって意外に優しい人だったんだね。
和樹さんが兄貴はとっても優しくて面倒見がいいって言ってたけど、ほんとでよかった。
女性が苦手でどう接したらいいかわからないだけだったんだね。
じゃ、また何かあったらすぐに電話してね。」
「うん。ありがとう。」
電話をきって、ベッドで休もうと思った明日奈が枕に頭を乗せようとした瞬間、緑色のものと目があってしまった。
「緑色?目がクルクル・・・!
きゃあぁぁぁぁぁぁああああああ」
明日奈の大声に幸樹がかけつけてみると・・・
「幸太郎!!こんなところにいたのか。
だめだろ、勝手にいなくなって女の寝室に入るとは困ったヤツだ。
わりぃ・・・こいつ今日は落ち着いてなかったんだ。
もし、こいつがいて気持ち悪いんだったらすぐ替えのシーツ持ってくるけど。」
「いえ、そこまでしてくれなくてけっこうです。
今日は疲れましたし、また明日にでも私自分でお洗濯しますから。」
「そうか・・・すまなかった。
あ、こいつ・・・こいつがカメレオンの幸太郎。
これからよく見かけると思うけど、よろしく。
とくに危険性もないやつだけど・・・あ・・・説明は退屈だったな。
じゃ・・・おやすみ。」
幸太郎を木にぶらさげてから、幸樹はさっきのことを思い出していた。
(俺・・・どうして幸太郎の説明なんてあの娘にしようとしたんだろう。
それに、あの明日奈って娘はあまり化粧品っぽい匂いがしなかったな。
甘くて美味しそうな匂いがしてた・・・。)
翌朝6時に目が覚めてしまった明日奈は、外を散歩しようかと思ったが、キッチンに誰かいるのを見てキッチンへと入った。
「おはようございます。あれ?あの・・・早いですね。
夏川え~と幸樹先生。」
「おはよう。あ、すまない。起こしてしまっただろうか?
俺は生き物のごはんや散歩があるから・・・それにもう家を出て大学の方に行かないと。
幸太郎がうろつかないように、俺の部屋と続きの生き物部屋はカギをしめてあるから。
くれぐれも開けないように。」
「危険な生き物が飛び出してくるんですか?」
「いや・・・危険なのはいないんだが、俺と君では感覚が違うから・・・。
昨日みたいに叫ばれると・・・。」
「昨日は初対面する前に虚を突かれたというか・・・突然でびっくりしたというか。」
そして、部屋へ案内され、使用人と幸樹の助手の紹介があった。
「あ、あのこれからお世話になります。
よろしくお願いします。」
「まぁ、しっかりやってくれ。
ここはセキュリティはいいし、使用人や助手も出入りしている。
俺は君の生活にはとくに何もいうつもりはないし、俺に余計な気も使わないでくれ。
弟たちからもきいていると思うが、俺は女が苦手だし、嫌いだ。
以上だ。じゃ、適当に休んでくれ。」
「は、はい、ありがとうございます。」
明日奈は早速、崇や優奈に電話をして、幸樹の邸で自分の部屋を与えてもらったことを話した。
「よかったね。幸樹さんって意外に優しい人だったんだね。
和樹さんが兄貴はとっても優しくて面倒見がいいって言ってたけど、ほんとでよかった。
女性が苦手でどう接したらいいかわからないだけだったんだね。
じゃ、また何かあったらすぐに電話してね。」
「うん。ありがとう。」
電話をきって、ベッドで休もうと思った明日奈が枕に頭を乗せようとした瞬間、緑色のものと目があってしまった。
「緑色?目がクルクル・・・!
きゃあぁぁぁぁぁぁああああああ」
明日奈の大声に幸樹がかけつけてみると・・・
「幸太郎!!こんなところにいたのか。
だめだろ、勝手にいなくなって女の寝室に入るとは困ったヤツだ。
わりぃ・・・こいつ今日は落ち着いてなかったんだ。
もし、こいつがいて気持ち悪いんだったらすぐ替えのシーツ持ってくるけど。」
「いえ、そこまでしてくれなくてけっこうです。
今日は疲れましたし、また明日にでも私自分でお洗濯しますから。」
「そうか・・・すまなかった。
あ、こいつ・・・こいつがカメレオンの幸太郎。
これからよく見かけると思うけど、よろしく。
とくに危険性もないやつだけど・・・あ・・・説明は退屈だったな。
じゃ・・・おやすみ。」
幸太郎を木にぶらさげてから、幸樹はさっきのことを思い出していた。
(俺・・・どうして幸太郎の説明なんてあの娘にしようとしたんだろう。
それに、あの明日奈って娘はあまり化粧品っぽい匂いがしなかったな。
甘くて美味しそうな匂いがしてた・・・。)
翌朝6時に目が覚めてしまった明日奈は、外を散歩しようかと思ったが、キッチンに誰かいるのを見てキッチンへと入った。
「おはようございます。あれ?あの・・・早いですね。
夏川え~と幸樹先生。」
「おはよう。あ、すまない。起こしてしまっただろうか?
俺は生き物のごはんや散歩があるから・・・それにもう家を出て大学の方に行かないと。
幸太郎がうろつかないように、俺の部屋と続きの生き物部屋はカギをしめてあるから。
くれぐれも開けないように。」
「危険な生き物が飛び出してくるんですか?」
「いや・・・危険なのはいないんだが、俺と君では感覚が違うから・・・。
昨日みたいに叫ばれると・・・。」
「昨日は初対面する前に虚を突かれたというか・・・突然でびっくりしたというか。」