知ることから始まるんだ!
幸樹は明日奈を病院へ送ってすぐ、ホームセンターへと出かけた。
明日奈は父の病室は行かないのかときいたが、幸樹がホームセンターで買いたいものがあるというとそれ以上何も言わずにひとりで父の病室へ行った。
約1時間後、明日奈から幸樹の携帯へ電話があり、幸樹が病院の玄関まで迎えにいくと、ニヤッと笑った明日奈の父が出迎えてくれた。
「あ、すごくお元気になられたんですね。」
「うん、やっと退院の日が決まったよ。
まだ、車椅子だけど、リハビリ生活がんばるよ。
明日奈のためにいろいろ配慮してくれて、ありがとう・・・。」
「いえ、いただいた資金は有効に使わせてもらわないと。」
「なんかいろいろ買ってきたみたいだね。
それ、ネジとかクギとか大きいものは車に積んできたのかね。」
「ええ、うちの家の仕掛けを直さないといけないので。」
「ほぉ、忍者屋敷の修理かね。」
「えっ???そんなすごいことはないんですけど・・・まぁ、落とし穴程度はありますけど・・・。」
「それは面白い。元気になったら私も見せてもらいたいね。」
「はぁ!?いや、その・・・そうですね。早く元気になって見に来てください。」
車でスーパーへ買い物に行き、帰宅するまで、幸樹はほとんど明日奈と話さないでいると、明日奈が申し訳なさそうにつぶやいた。
「私がお父様に忍者屋敷って言ったことを怒ってるんでしょう?」
「いや・・・そんなことはない。」
「ごめんなさい。」
「謝るようなことじゃないよ。
そのせいじゃないんだ・・・ただ、部品を買いながら、今は亡き母との思い出を思い出してただけだから。
気にしないでくれ。
ごめん、俺は何か考えてしまうと女の子に配慮できなくて。」
「いいの。正直に教えてくれたから・・・ぜんぜん大丈夫。
私のせいで黙ってるんじゃなかったってわかっただけで、十分よ。」
「俺といるとやりにくいし、楽しくないだろ。」
「そんなことないわ。だって、先生は今だってどうして黙っているのかを正直に教えてくれたでしょ。
それがうれしいの。
悪い男の人は、笑顔やポーカーフェイスでなんでそうしてるのか正直に教えてなんかくれないもの。
作り物ばっかりだわ。」
「そう?そういえば、なんで俺は明日奈にはいろいろ話してしまうんだろう・・・。
明日奈が聞き上手なんだな。
さてと・・・着いたな。」
「先生、私が先生のこと好きになってもいい?」
「えっ!・・・・・えっと・・・それは。その。」
「あ、そんなの急に答えられないよね。
ほんとに先生は正直だなぁ。さぁ、帰りましょう。」
明日奈が思わず話をきって車から降りようとしたとき、明日奈の肩がぐっと引き寄せられ助手席がバタンと倒れた。
声もあげる間もなく、明日奈の上に幸樹はかぶさっていた。
「だめだってわかってるのに・・・君って人はほんとに・・・!かわいい・・・。」
幸樹は夢中で明日奈の唇、首筋、胸元にキスをした。
そして胸元に固いものを感じて、幸樹は我にかえった。
「なっ!何かいる・・・。」
「あっ、ごめんなさい。ごめんなさい!!この子連れてたの忘れてた。」
「カメ!!おぃ、おどかすなよ。ぷっ、そんなとこにいたのか、あははは、やられたな。」
明日奈は父の病室は行かないのかときいたが、幸樹がホームセンターで買いたいものがあるというとそれ以上何も言わずにひとりで父の病室へ行った。
約1時間後、明日奈から幸樹の携帯へ電話があり、幸樹が病院の玄関まで迎えにいくと、ニヤッと笑った明日奈の父が出迎えてくれた。
「あ、すごくお元気になられたんですね。」
「うん、やっと退院の日が決まったよ。
まだ、車椅子だけど、リハビリ生活がんばるよ。
明日奈のためにいろいろ配慮してくれて、ありがとう・・・。」
「いえ、いただいた資金は有効に使わせてもらわないと。」
「なんかいろいろ買ってきたみたいだね。
それ、ネジとかクギとか大きいものは車に積んできたのかね。」
「ええ、うちの家の仕掛けを直さないといけないので。」
「ほぉ、忍者屋敷の修理かね。」
「えっ???そんなすごいことはないんですけど・・・まぁ、落とし穴程度はありますけど・・・。」
「それは面白い。元気になったら私も見せてもらいたいね。」
「はぁ!?いや、その・・・そうですね。早く元気になって見に来てください。」
車でスーパーへ買い物に行き、帰宅するまで、幸樹はほとんど明日奈と話さないでいると、明日奈が申し訳なさそうにつぶやいた。
「私がお父様に忍者屋敷って言ったことを怒ってるんでしょう?」
「いや・・・そんなことはない。」
「ごめんなさい。」
「謝るようなことじゃないよ。
そのせいじゃないんだ・・・ただ、部品を買いながら、今は亡き母との思い出を思い出してただけだから。
気にしないでくれ。
ごめん、俺は何か考えてしまうと女の子に配慮できなくて。」
「いいの。正直に教えてくれたから・・・ぜんぜん大丈夫。
私のせいで黙ってるんじゃなかったってわかっただけで、十分よ。」
「俺といるとやりにくいし、楽しくないだろ。」
「そんなことないわ。だって、先生は今だってどうして黙っているのかを正直に教えてくれたでしょ。
それがうれしいの。
悪い男の人は、笑顔やポーカーフェイスでなんでそうしてるのか正直に教えてなんかくれないもの。
作り物ばっかりだわ。」
「そう?そういえば、なんで俺は明日奈にはいろいろ話してしまうんだろう・・・。
明日奈が聞き上手なんだな。
さてと・・・着いたな。」
「先生、私が先生のこと好きになってもいい?」
「えっ!・・・・・えっと・・・それは。その。」
「あ、そんなの急に答えられないよね。
ほんとに先生は正直だなぁ。さぁ、帰りましょう。」
明日奈が思わず話をきって車から降りようとしたとき、明日奈の肩がぐっと引き寄せられ助手席がバタンと倒れた。
声もあげる間もなく、明日奈の上に幸樹はかぶさっていた。
「だめだってわかってるのに・・・君って人はほんとに・・・!かわいい・・・。」
幸樹は夢中で明日奈の唇、首筋、胸元にキスをした。
そして胸元に固いものを感じて、幸樹は我にかえった。
「なっ!何かいる・・・。」
「あっ、ごめんなさい。ごめんなさい!!この子連れてたの忘れてた。」
「カメ!!おぃ、おどかすなよ。ぷっ、そんなとこにいたのか、あははは、やられたな。」