何それ、ずるすぎでしょ?
でも、今は恥ずかしいと言う気持ちはない。
「実、咲ちゃん……ごめんね。こ、れ以上心配かけたくなくて言えなかった……」
「何言ってるの!春が一人で抱え込む方が辛い。頼ってよ……もっと私を。」
……実咲ちゃん。
私もだんだん視界が滲んでくる。
実咲ちゃんが、そんな事思っててくれてたなんて。
嬉しいよ………。
「ありがとう。実咲ちゃん」
私は、決意し今まであったことを全部話した。