何それ、ずるすぎでしょ?


私の大好きな人がいた。



でも、大友君は、無視して帰ろうとする。



「まっ、待ってよ!!」



私は、急いで大友君の制服を引っ張る。



どこかに行ってしまわないように強く。



だけど、何も言ってくれない大友君。



「大友君のばかぁ………」



無視しないでよ。



目に涙が溜まり視界がぼやけている。




すると、だんだん下駄箱に人が集まって来た。



どうしよう……!誰かに泣き顔見られちゃう……


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