何それ、ずるすぎでしょ?


そんな私に、



「早く言ってくんない?」



大友君の冷たい一言。



泣くな、泣くな私。



「こ、れ食べて、下さ、い……」



震えながら差し出す大友君に作ったチョコ。



「私、彼氏なんて居ません!大友君、言いましたよね?“どーせ、お前も顔を見て毎日来てる”って。違うよ……。どうして、毎日来てるかって……決まってるじゃん!」



一呼吸置いて、



「大友君が好きだからです。」



「迷惑。」



すかさず返ってきた言葉。


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