何それ、ずるすぎでしょ?


真剣な顔になる三条君。



……えっ?何かあったのかな?



「じゃ、昼休み。渡り廊下で」



そう言い残し自分の席に戻って行った。






キーンコーンカーンコーン



四時間目、終わりのチャイムが鳴る。



すると、



「やっほー!お昼だ」



テンションが皆高くなる。



「春~。ご飯食べよ~」



「実咲ちゃん。ごめん!三条君に呼ばれてて」



「えっ?あっ、そーなの?じゃ、他の子と先食べとくね」


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