何それ、ずるすぎでしょ?
えっ?!なんでここに……?
状況がいまいち掴めない私。
それは、三条君も同じのようで……。
目を丸くさせ驚いている。
「三条君。ごめんね」
私なりの大きな声を出してみたけど三条君まで聞こえてるか、凄く不安のまま渡り廊下を後にした。
「……入って。」
連れてこられたのは、もちろん図書室。
「どうしたの?いきなり?」
まだ、状況が掴めないよ……。
でも、一つ分かっている事がある。
それは、大友君の機嫌が最高潮に悪いと言うこと。