何それ、ずるすぎでしょ?


……どうして、怒っているの!?



私、何かしましたか……?



「ムカつく。君さ、誰にでもさっきみたいな笑顔見せてるの?」



「へっ??」



意外な事だったので思わず間抜けな声が出てしまう。



「しかも、何、他の男に『大好き!』とか言ってんの?」



えっ?それは……



「ヤキモチですか?」



私がそう聞くと、プイッと顔を反らす大友君。



「るせーな。好きな奴が、あんな可愛い顔他の奴に見せてたら誰だって、ムカつくだろ」
< 129 / 220 >

この作品をシェア

pagetop