何それ、ずるすぎでしょ?


「ねぇ、大友君」



私は、背伸びをして大友君の耳元で、



「三条君と実咲ちゃん二人きりにさしてあげよう?」



呟いた。



「分かった。じゃあ、その後は、二人でデートしよっか?」



「うんっ!行きたい!」



「じゃあ、決まりだね」



えへへ、まだ大友君と居れるなんて。



嬉しすぎるよ……!



大友君は、前にいた三条君と実咲ちゃんに、



「三条君。相田さん。君達二人で回りなよ」



提案する。

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