何それ、ずるすぎでしょ?
悲しさは半分こしましょう?
「じゃあ、そろそろ帰る?」
大友君と居るとあっという間に時間がすぎる。
まだ、一緒にいたいって言うのが本音なんだけど……。
外は、もう暗いし。仕方ないよね……。
すると、大友君は、
「また、二人でデートしような」
そう言って優しく笑ってくれた。
もしかして、顔に出てたのかな?
そうだとしたら、凄く恥ずかしい……。
でも、すっごく嬉しいな。
「お金は、私が払うね」
「いや、僕が出すから」