何それ、ずるすぎでしょ?
不安な気持ちが、大きくなる。
でも、大友君は、店員さんの言っている事を全部無視。
お金を払うと、強く私の手を引いてお店を出る。
歩くの速いよ……。
このままじゃ、転けちゃう。
今の大友君は、余裕がないように見える。
「待って!大友君!」
「話がある。」
私の方を振り向いてそう言った大友君は、悲しそうな目をしている。
私が、縦に小さく頷くと近くの公園に入り二人でベンチに腰かける。