何それ、ずるすぎでしょ?


えっ……?七菜って……。



まさか、違うに決まってんだろ。



しかし、そんな期待もむなしく、



「うん、健。私も……んんっ!」



七菜の声が聞こえる。



音を出さないようにそろーっと扉を小さく開けると、そこには、健と言う男とキスをしている七菜の姿があった。



……どーゆー事だよ。



長かったキスも終わると、健と言う名前の奴が、



「七菜~。まだ、大友駆と付き合ってるのかよ」
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