何それ、ずるすぎでしょ?
「じゃあ、さっき名前が出た人から接客の希望を取っていくね」




提案した女の子可愛い子だなぁと見つめていると、



「春、どうするの?」



後ろの席に座っている実咲ちゃんに声を掛けられた。



「えっ?何を?」



何が何だか分からない。



「春ったら、聞いてなかったの?私達が接客してって頼まれたのよ」



聞いてないなんて、あり得ないでしょと言う目で見てくる実咲ちゃん。



えっ!ちょっと待って!



私達って事は、私もって事?



「無理無理無理」



急いで首を横に振る。
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