何それ、ずるすぎでしょ?

可愛い子だなぁとみてめている場合ではなかった。



危うく騙される所だった。



「私は、するわ。接客すればいいんでしょ?」



一番後ろの席から、聞こえる声。



木上さんだ。



「私は、したいからするけど春は、無理しなくていいからね」



優しく笑って、実咲ちゃんも手を挙げた。



「後は、児玉さんはどうする?」



「私は、裏ー「児玉さん出来るよね?」



後ろから、被さった声。



「だって体育の時間、大きな声出してきたじゃん」



右の口角が少しだけ上がっている。



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