何それ、ずるすぎでしょ?

「大友君!!」



扉を開けると本を読んでいた、大友君。



私の存分に気づいたみたいで顔を上げた。



そして、私を見て固まっている。



どうしよう…そんなに変かな?



「あの、どうかな?」



「……」



思いきって聞いてみたのに返事をしてくれない。



「どうかな?ちゃんと可愛い?」



「ーっ」



大友君を見上げるように言ったら、大友君の顔が赤くなった。



「大丈夫?熱でもあるの!」



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