何それ、ずるすぎでしょ?

私は、背伸びをして大友君のおでこに手をあてる。



うゎっ、凄く暑い。



「本当に大丈夫?」



「なっ、なんでもねぇから」



慌てて言った大友君。



そして、凄いスピードで図書室から出ていった。



本当かな?心配だよ。



「あれ……反則だろ……」



小さく大友君呟いていた事は、心配していた私が、知るはずがない。





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