何それ、ずるすぎでしょ?

「待てよ!」



捕まれた右手。



「その……ありがとな……」



恥ずかしそうに言う高木君が可愛くて、思わず笑みがこぼれた。



******



次の日。



あっという間に一日がすぎて放課後だ。



今日は、大友君の所に来ている。



……なんだけど



すっごく不機嫌。



どうして!?



「大友君?私、何かしちゃったかな?」



「 ……」



なんで喋らないの!?



しかも、なんで睨んでるの!?






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