何それ、ずるすぎでしょ?
「あっ……ごっ…ご…めんね」
凄く強く言われたわけでもないのに、なんか今凄く泣きそう……
「いや、お前と回るのが嫌とかじゃなくて……他の奴らになんか言われるかもしんねーだろ?俺、クラスの奴らには結構うざがられてるからさ……」
慌てて言う大友君。
なんで?そんなに優しいの?
「ううん……大丈夫だから。一緒に回って欲しいです」
「本当にいいのか?」
私は、縦に首を振る。
「じゃ、一緒に回ろうな」
優しく笑ってくれた。