何それ、ずるすぎでしょ?
「「「きゃー!!!!!!」」」
すると、突然教室の後ろで黄色い声がする。
一体何があったの?
履き慣れないヒールで背伸びをしてみると、王子様姿の高木君と三条君がいた。
うわっ、二人ともかっこいい……
叫ばれるのは、当たり前だよ。
じっと二人を見ていると、高木君と目が合った。
そして、他の女の子の声を無視して私の方に歩いてくる。
そして、私の前まで来ると唇を私の耳に近づけて、
「何そんなに見てんの?もしかして惚れた?」