何それ、ずるすぎでしょ?
「ほ、惚れてないですっ……!」
慌てて否定する。
学校案内以来、高木君は私に意地悪を言ってくるようになった。
「……俺の事好きになればいいのに…」
「えっ…?何か言った?」
クラスの人達の声で聞こえなかった。
「なんでもねーよ。じゃ、頑張ろうな!」
私の髪をくしゃと撫でると、友達の所に行ってしまった。
そんな事をしているうちにお客さんが入ってきた。
うわっ、凄い人!!
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