何それ、ずるすぎでしょ?
「うーん。じゃあ、甘い物食べたい!」
「なら、クレープとかどう?」
はわわ、クレープ大好き!
私は、笑顔で頷いた。
「うーん、どれにしよかっな?」
クレープを買いに来たのは、いいんだけど……種類がたくさんあって迷っちゃう。
『早くしてくれない』
人がたくさんいるから、喋れない大友君は、口パクでそう言ってきた。
早く決めなきゃ……!
「えっと……苺のホイップ多めで……」
「かしこまりました」
店員さんにお金を渡し、クレープを受け取る。