何それ、ずるすぎでしょ?
皆、私達と同じように、どっちが一番になるのか気になっているみたい。
「それでは、発表いたします。第52回ミス.ミスターに選ばれたのは……
ずいぶんとためる司会者さん。
「ミスター…高木君。ミス児玉さんです。おめでとうございます!」
……結果は、高木君だった。
「二人は、こちらに来てください!」
高木君は、だるそうに歩いて向かっている。
「あれ?児玉さーん。児玉春乃さんは?」
あれ?今私の名前呼んだ……?