何それ、ずるすぎでしょ?


「しんどいの?うーん、熱少しあるね」



私のおでこに手をあてる、大友君。



んなっ!?なんて、恥ずかしい事を……



現実だったら、いいな……なんて。



あっ!って事は、夢なんだから何しても良いって事だよね??



私ね、私どうしても、



「ぎゅーってしてほしいな。ダメかな?」



こんな事、夢じゃないと言えない。



「私、大友君にぎゅーってされるの好きなの!」



「……はぁ!?寝ぼけてんじゃねぇーよ」



真っ赤になっている、大友君。


< 80 / 220 >

この作品をシェア

pagetop