何それ、ずるすぎでしょ?


「ん?どーした?」



「ま、まだ、帰らないでぇ……」



その言葉に驚いている、大友君。



「あ、む、無理なら……」



「いや、いいよ」



そう言って、ベットの近くに座ってくれる、大友君。



「あ、ありがとう」



「大丈夫。ずっと僕がいるから……」



その言葉と共に、手を握られる。



その手は、私より何倍も大きくて……大友君も男の子なんだなと実感させられる。



ドキドキしてる……


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