何それ、ずるすぎでしょ?


「君も他の女と一緒なんだね」



そう言った大友君の目は、怒りにが含まれていた。



「彼氏いるくせに、毎日僕の所に来てさ。どーせ、君も僕の顔見て、来てるんでしょ?」



「ち、違うよ。か、彼氏なんて、い、
いないもん!」



だから、そんな目しないで……



「あっそ。僕は、見たから。キスされてる所。何?早く出ていけよ。」



そして、あっという間に図書室から強引に追い出されてしまった。



あの、大友君の目、とっても怖かったけど……。



悲しそうな目をしてた。

< 93 / 220 >

この作品をシェア

pagetop