くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜
殿が貸してくれたのは、いかにも殿様って感じのゴージャスなシロモノ

「んで十兵衛…どこで着替えると?」

朧とて女…一応恥じらいぐらいある。

「決まっておろう生着替えじゃ!」

何ぃ〜十兵衛のヤツ…今までおちょくられた借りをこんな形で晴らそうってのか?

「十兵衛っ…アンタって男は、今までタダ働き同然にこき使って…こんな恥ずかしい思いさせるつもり?」

十兵衛は、朧の苦情なんてこれっぽっちも聞いちゃいねぇ

「藩の為に己の欲を捨てて働き詰めの家臣一同に若い肌でサービスしてあげなされ」

と言ってケラケラ笑ってやがる。

バカ十兵衛っ!由美かおる要員は白雪だろうが
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