溺壊



彼女に出会ったのはそんな日。












ふと、回りを見渡したとき。










自分にはもう何もないと、気がついた辺り。












怖くなるほどの人混みのなか。









何故か、目に留まった、一人の女の子。










漠然とした興味と風に靡く髪で、話しかけることにした。














< 2 / 22 >

この作品をシェア

pagetop