短編集
自転車走行で乱れた呼吸は、ホームで電車を待つ間にしっかり平常値に戻しておく。


だから、電車に乗った直後から、ゆったりとした気持ちで読書タイムに入れるのだ。


まぁ…。


その本は…。


文学小説とは掛け離れた…。





いわゆる“色恋物語”。


どっぷり空想の世界に入って、疲れた心をリフレッシュするのが目的…。


と、自分に言い張ってみるものの…。


『なに読んでるんですかー?』

と、人に聞かれると…答えに詰まってしまう。


それでも、読みたいから…。


今もこうして読んでいる。
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