叶わなかった恋。【短編】

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ねぇ、勘違いしないで?
あなたを好きだったのは、嘘ではないから


あなたが、私のことを覚えていなくても

私はあなたをずっと想い続けているから


『大好き』


あなたのことが
すごくすごくすごく、好き。

離れたくない

離れたく……ない…


「朱莉。……大丈夫?」

「どうしたの、お母さん。私は全然平気よ?これから、式本番なんだから」


私はあなたを裏切る

でもね。
きっと、あなたが来てしまったら

私はあなたの元へ行くわ


だから…
あなたに招待なんてしてないわよ?

そんなバカなことしないわよ



「行くぞ」

「……うん」




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