続・エレベーター
気休めなのはわかっていた。


でも、メールを送らずにいられなかった。



ただ、伝えたかった。



美香はちょっと気が強いところはあったが、人の気持ちがわかる優しい子だった。





不安で


怖くて…


そんな今のわたしの気持ちを、わかって欲しい。


ううん、わかってくれるはず。


一いつもの美香ならば。



わたしの幸せを見守ってくれるはず…。


わたしはそう自分に言い聞かせるように送信ボタンを押した。




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