続・エレベーター
『香織ちゃんから送られてきたメール、見たよ。』


『な…!?』


『…「美香の分まで一生懸命生きる」、何それ?香織ちゃんさ、死んだ友達の気持ち、全然わかって無いんじゃない?』


『アナタにそんなこと…』


反論しようとしたが、うまく言葉にならない。


この男の言うことは、全くでたらめだ…って、本当にそう言い切れるだろうか?


「美香を忘れたい一」そう思った日が全く無かったと言い切れるだろうか…。



わたしがまた黙るのを男は確認してから、また嫌な笑いを漏らし、呆れるように言った。


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