続・エレベーター
学校が終わった後、帰り道いつものように美香とお茶をしたのは、一昨日のこと。


くだらない話に笑いながら、美香とわたしは高校生活初めての夏休みに胸を膨らませていた。


『香織、楽しいこといっぱいしようね!』


そう言って笑う美香。


『彼氏が欲しいなあ…。』


まだ居ない彼氏のことを思いながら、あれもしたい、これもしたいと「未来」を語っていた美香…。


そんな美香が、自殺なんてするだろうか?


…それとも、あの笑顔の下で悩んでいたのだろうか?


「死にたい」と思う程に一。



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