続・エレベーター
今日、ここへ来た時の気持ちを急激に思い出して、わたしはわなわなと震え出す。


違う…


これは悪戯…


必死に自分に言い聞かす。



ダメ…


負けちゃダメ。


『一生懸命生きる』


たった今わたしはそう思ったばかり。


そして、わたしは決意して美香へメールの返信をする。


『わたしの友達の携帯で、悪趣味な悪戯は止めてください』


わたしは力強く送信ボタンを押した。






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