続・エレベーター
『お友達が、「待ってた」ってさ。』
全身を震わせながら親友の姿を見つめるわたしの背中に男が言う。
『ほら、早く死んでやれよ。』
『…友達なら、友達に「死んで欲しい」なんて思うはず、無い…。』
わたしは願うように美香を見つめたまま言った。
『…ふざけんなよ。』
憎しみが込もった男のその口調にわたしは驚いて男を見た。
『「友達の分まで一生懸命生きる、だからバイバイ」ってのが友達か?』
男はそう言いながら、わたしの顔を覗き込む。
・
全身を震わせながら親友の姿を見つめるわたしの背中に男が言う。
『ほら、早く死んでやれよ。』
『…友達なら、友達に「死んで欲しい」なんて思うはず、無い…。』
わたしは願うように美香を見つめたまま言った。
『…ふざけんなよ。』
憎しみが込もった男のその口調にわたしは驚いて男を見た。
『「友達の分まで一生懸命生きる、だからバイバイ」ってのが友達か?』
男はそう言いながら、わたしの顔を覗き込む。
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